社内用チャットボットで業務効率化を。活用のポイントは?

コラム

Webサイトで分からないことがあれば、すぐにチャットボットで質問し、疑問を解決する。このような体験は、今や多くの人が日常的にしているのではないでしょうか。BtoC分野でその便利さが浸透しているチャットボットですが、実は社内向けの業務効率化ツールとしても大きな注目を集めています。

ただし、社内活用にはBtoCとは異なる工夫が必要です。この記事では、社内チャットボットを最大限に活用し、業務の無駄をなくし、生産性を向上させるための具体的なポイントを解説します。

成功を導く社内チャットボット導入のポイント

企業の利益を考えると、顧客向けの施策に目が行きがちですが、社内チャットボットの導入は、無駄なコストや業務の削減・効率化に直結します。例えば、同じ内容の問い合わせ対応を軽減したり、日々の定型作業を自動化したりすることで、社員の時間を有効活用し、業務効率を大幅に向上させることが可能です。

しかし、ただ導入するだけでは課題を解決できません。BtoC向けと同様に、企業が抱える課題や目標を社員全体で確認し、明確に設定することが成功の鍵となります。チャットボットの機能と役割が解決したい課題と合致しなければ、効果的な活用は見込めません。まずは「何を解決したいか」を明確にしましょう。


日々の業務を効率化!チャットボットの具体的な活用法

社内でのチャットボット活用は、業務効率の向上に貢献します。とくに以下のような場面でその効果を発揮します。

業務システムとの連携による定型作業の効率化

勤怠報告や日報提出などの定型業務は、チャットボットを通じて簡易に行えるようになります。たとえば、SlackやMicrosoft Teams上でチャットボットが以下のようにサポートすることで、作業がスムーズになります。

  • 入力の簡素化:チャット画面上に表示されるガイドに従って項目を入力するだけで、勤怠・報告システムと連携し、自動で登録されます。
  • リマインド機能:提出忘れ防止のために、チャットで自動リマインドを送ることも可能です。
  • 外出先からの対応:モバイルデバイスからの入力にも対応でき、外出時やテレワーク時でもタイムリーに作業を完了できます。

これにより、毎日の数分の作業を削減するだけでなく、積み重ねることで年間数十時間の業務時間短縮にもつながります。また、チャットボットによる入力ガイドがミスの防止にもつながり、確認・修正対応の手間も軽減されます。

社内マニュアル・ヘルプデスクの効率化にチャットボットを活用

チャットボットは、社員からのよくある質問に対して即時に回答する「社内ヘルプデスク」として活用されています。特に社員数の多い中堅〜大企業において、同じ質問が繰り返されるようなケースでは、大幅な対応工数の削減に効果を発揮します。

従来の社内ヘルプデスクでは、担当者が手作業で回答したり、社員が自らマニュアルや資料を探したりするのが一般的でした。しかしこれでは、情報が属人化したり、欲しい情報にたどり着くまでに時間がかかったりするデメリットがありました。

チャットボットを導入すれば、質問を投げかけるだけでリアルタイムに欲しい情報を引き出せます。さらに、やり取りがデータとして記録され、情報が蓄積されていくため、ナレッジマネジメントツールとしても機能します。誰でも同じ情報を簡単に引き出せるため、新入社員の教育マニュアルとしても活用されています。

変化する働き方に対応!チャットボットが実現する柔軟なワークスタイル

今日の日本では、リモートワークやハイブリッドワークが普及し、柔軟な働き方が推進されています。しかし、離れた場所での作業は情報共有がスムーズにいかないといった課題も生じがちです。

チャットボットは、このような課題の解決に大きく貢献します。情報を知っている人に直接連絡しなくても、チャットボットに確認すればすぐに情報を得られるため、「確認すべき人に連絡が取れず作業が進まない」といった時間のロスを防ぎ、効率的に業務を進められます。

また、人相手では気を遣って聞きにくいことも、チャットボットなら遠慮なく何度も確認できます。これにより、業務上のミスを減らし、社員一人ひとりが安心して業務に取り組める環境を構築できるでしょう。

導入効果を最大化する!チャットボット運用後の検証と改善

社内ヘルプデスクとしても大いに役立つチャットボットですが、その効果を最大限に引き出すためには、定期的な検証とメンテナンスが不可欠です。特に、AI型のチャットボットにおいては「回答精度」「回答率」「解決率」が重要になります。

導入しても、肝心の問い合わせに対する答えが正確でなければ、社員は利用しなくなってしまいます。そのため、効果的な運用には、チャットボットのメンテナンスを定期的に行い、より精度の高い回答を目指すことが不可欠です。

チャットボット導入は、まず社内の課題と目的を明確に定め、全社員と共有しながら取り組むことが成功への近道です。適切に活用できれば、チャットボットとそこに蓄積されるデータは、企業の貴重な財産となるでしょう。

チャットボットの導入について、さらに詳しく知りたい点や、貴社のビジネスにおける具体的な活用イメージについてのご相談があれば、お気軽にお問い合わせください。

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